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建物データをアップロードしてみよう

Mapray Cloudに好きなデータをアップロードすると、デジタルツイン上にデータを配置することができます。 Maprayで扱えるデータは多種ありますが、ここでは、最近注目されている都市モデルをアップロードしてみましょう。

事前準備

今回のハンズオンのためにデータを事前に準備しています。 事前準備のサンプルデータのダウンロードからデータをダウンロードしておいてください。 以下、サンプルデータと呼びます。

都市モデルのアップロード

MaprayではCityGMLとobjファイルを都市モデルデータとしてアップロードすることができます。ここではCityGMLを利用します。 まず、テクスチャなしのデータをアップロードします。 データはPLATEAUのデータを使います。 サンプルデータのbuilding/kawasaki/の下に2つのgmlファイルを準備しています。 どちらもLOD1の専修大学生田キャンパス周辺のデータです。

Note

MaprayのB3Dデータは、CityGMLの属性データと3Dのメッシュデータを分離して管理しています。公開方法と設定方法は今後公表予定です。

Building Dataset Dashboard

Mapray CloudのグローバルメニューからDatasetsを選択します。 Datasets 2D Dashboardが表示されたら、Buildingタブをクリックします。 するとDatasets 3D Dashboardが表示されます。

dataset-building-dashboard

アップロード

右上のNew Building Datasetボタンを押します。 すると、Building Datasetアップロードダイアログが表示されます。

CityGMLファイルのドラッグ&ドロップ

まず、Drag a folder to this area to select files に、サンプルデータの

building/kawasaki/
以下にある2つのgmlファイルをドラッグ&ドロップしてください。(フォルダごとでも大丈夫です)

finder-building

すると、Filesとpathに自動的にアップロードするファイル一覧が表示されます。

dataset-building-upload-dialog

Note

Buildingデータの座標系はgmlファイルの中の設定から自動的に解析されるので、座標系を設定する必要はありません

アップロード開始

入力が終わったらOKボタンを押すと、データがアップロードされます。 アップロードが完了するとデータ変換作業が始まります。

データの表示

3分ほどするとBuilding Dataset Dashboardにデータ項目が表示されます。 Statusがオレンジのアイコンから、緑色に変わると変換の終了です

Warning

赤いStopアイコンが出ると変換にエラーが起きています。エラーメッセージを確認しましょう。エラー内容によってはメッセージが不明瞭な場合もあります

PLATEAU 専修大学生田キャンパスの右側にあるEditボタンを押します。 するとデジタルツイン空間の中に専修大学生田キャンパス周辺のモデルが表示されます。 表示されれば成功です。

dataset-3d-dashboard-updated

テクスチャ付き都市モデルのアップロード

次にLOD2のテクスチャ付きモデルをアップロードしてみましょう。 テクスチャ付きモデルは、単体のgmlファイルではなく、複数のテクスチャが含まれますので 注意が必要です。

ファイルの確認と圧縮

gmlとそれに関係するテクスチャファイルを確認して用意します。テクスチャの数が多いと、別のフォルダに分けわれている可能性があります。

Note

Mapray Cloudの無償版には容量制限な等がありますが、これとは別に有償版でも一部制限があります。 テクスチャ付き都市モデルを扱う場合に注意が必要なのは、1000個以上のファイルを同時にアップロードできないことです。

もし、テクスチャファイルが大量にある場合は、アップロードにかなり時間がかかる場合があります。 Mapray CloudはZipファイルに圧縮したファイルを自動的に認識して変換することができますので、 gmlと関連しているテクスチャをまとめてzipファイルで圧縮することを強く推奨します。

Macの場合はTerminalでコマンドでZip圧縮を行うことをお勧めします。(下のTips参照)

~bash zip -r kamakura.zip ./building/kamakura

今回は、kamakura.zipとして、zipファイルの中にgmlと関連するテクスチャが含まれた状態にします。 kamakura.zipをDrag a folder to this area to select filesにドラッグ&ドロップします。 以下のような画面になれば成功です。

dataset-building-upload-success

Tips

zipファイルの中に含むことができるファイルは画像ファイル、gmlとテキストファイルのみです。特にMacの場合は.DS_Storeファイルが隠しファイルとして含まれてしまうことが多いです。 dataset-building-upload-fail

アップロード

あとは、テクスチャなしの場合と同じく、 「kamakura」の右側にあるEditボタンを押します。 するとデジタルツイン空間の中に鎌倉駅周辺の街が表示されます。 表示されれば成功です。

dataset-pointcloud-edit