3Dモデルをアップロードしてみよう¶
Mapray Cloudに好きなデータをアップロードすると、デジタルツイン上にデータを配置することができます。 Maprayで扱えるデータは多種ありますが、ここでは、一般的に3Dモデルと呼ばれる、 頂点とポリゴンで形成されたデータをアップロードしてみましょう。
Tips
3Dモデルはエンターテイメント向けのモデリングツールと設計製造向けのCADがありますが、どちらの場合でもMaprayがサポートするファイルフォーマットを出力することができます。 無料で使えるツールで有名なものはBlenderがあります。最新版はglTFのエクスポーター(出力用のソフトウェア)がデフォルトで搭載されており、有益です。 また、手軽に3Dモデルを使いたい場合は、クリエーターがデータをアップロードしてシェアしているコンテンツサービスが多数あります。 たとえば、Sketchfabは、CC BYなどのライセンス表記が明確なものが多く、有益なサービスの一つです。Sketchfabもダウンロード時に、出力フォーマットをobj/glTFで選択することができます。
事前準備¶
今回のハンズオンのためにデータを事前に準備しています。 事前準備のサンプルデータのダウンロードからデータをダウンロードしておいてください。 以下、サンプルデータと呼びます。
3Dモデルのアップロード¶
MaprayではglTF 2.0形式とobj形式をアップロードできます。
Note
glbはサポートしていません(近日サポート予定)。また、glTF2.0の拡張命令は KHR_materials_unlitを除いてサポートしていませんが、順次サポートを増やしています。 ご興味のある方はMaprayのサンプルをご覧ください。
ここではKhronosGroupのデータDuckを使います。 サンプルデータの3D/Duck/です。
3D Dataset Dashboard¶
Mapray CloudのグローバルメニューからDatasetsを選択します。 Datasets 2D Dashboardが表示されたら、3Dタブをクリックします。 するとDatasets 3D Dashboardが表示されます。
アップロード¶
右上のNew 3D Datasetボタンを押します。 すると、3D Datasetアップロードダイアログが表示されます。 今回、東京タワーの近くにモデルを配置してみましょう。
glTFファイルのドラッグ&ドロップ¶
まず、Drag a folder to this area to select files に、サンプルデータの
3D/Duck/glTF
座標値等の入力¶
MaprayではglTFのローカル座標の原点をデジタル地球上のどこに配置するかを設定することができます。
その他の値は以下の表を参考に入力してください。
設定項目 | 値 |
---|---|
Name |
DUCK (任意で良いです) |
Description |
未入力 or 任意 |
Type |
gltf |
SRID |
4326 - WGS84 |
Origin Longitude |
139.7454316 |
Origin Latitude |
35.658584 |
Origin Altitude |
30 |
アップロード開始¶
入力が終わったらOKボタンを押すと、データがアップロードされます。
データの表示¶
アップロードすると、3D Dataset Dashboardにデータ項目が表示されます。 DUCKの右側にあるEditボタンを押します。
するとデジタルツイン空間の中にDuckのモデルが表示されます。表示されれば成功です。