シーンを使ってみよう¶
Datasetに設定したデータはシーンとして管理され、コンテンツとして統合できます。
シーンとは¶
まず、シーンの概念を学習しましょう。 MaprayのDocumentのシーン を読んで事前知識を得てください。
シーンを使ってみる¶
これまでアップロードしたデータを組み合わせて、東京タワーのてっぺんにDUCKが配置されているシーンを作成してみましょう。
事前準備¶
シーンを使う前に、ハンズオン資料の
- Mapray Cloud/アカウントを作成しよう
- Mapray Cloud/3Dモデルをアップロードしてみよう
- Mapray Cloud/建物データをアップロードしてみよう
- Mapray Cloud/点群データをアップロードしてみよう
を終了させてください。上のハンズオンで作成したデータを利用します。
Scene Dashboard¶
Mapray CloudのグローバルメニューからSceneを選択します。 するとScene Dashboardが表示されます。
シーンの作成¶
右上のNew Sceneボタンを押します。 Scnene作成ダイアログが表示されます。 シーンが読み込まれると、視点が移動します。 Orginではその視点を - 経度 - 緯度 - 高さ(m)
で指定します。 今回、東京タワーの近くでシーンを作成したいので 以下のように入力してみましょう。
設定項目 | 値 |
---|---|
Name |
東京タワーとDuck (任意で良いです) |
Description |
未入力 or 任意 |
Origin Longitude |
139.7454316 |
Origin Latitude |
35.658584 |
Origin Altitude |
0 |
入力が終わったら、OKボタンを押してください。 無事、シーンが作成されました。
シーンの編集¶
Scene Dashboardに移動すると 東京タワーとDuckというデータ列が表示されているので、 その右横の編集ボタン(ペンのマーク)を押します。 するとシーン編集画面に移動します。
Point Cloud Datasetの追加¶
シーンにデータを追加してみましょう。 ここでは、東京タワーの点群データを追加します。 左のUIの東京タワーとDuckの右のプラスボタンを押します。 すると
- Dataset
- Pin
を追加するボタンが表示されるので Datasetをクリックします。
すると、Add Scene Entity ダイアログが表示されます。 その後、Data TypeにPoint Cloudを選択、Datasetに東京タワーの点群データを選択します。
Note
IDは異なりますので、Nameを参考に追加してください。
以下のようにシーンに点群データが追加されます。
3D Datasetの追加¶
次は3D Datasetを追加します。 ここでは、Duckのデータを追加します。 点群と同様に東京タワーとDuckの右のプラスボタンを押してDatasetをクリックして Add Scene Entity ダイアログを表示し、 今回は、Data Typeに3Dを選択、DatasetにDUCKを選択します。
ここで、位置、姿勢とスケールを調整できますが、後ほど編集できますので、ここではそのままOKボタンを押してデータを読み込みます。 シーンにさらに3D Datasetが追加されます。
3D Datasetの編集¶
さて、Duckが小さすぎてよくわかりません。 ここでは、Duckを適切な大きさにして、東京タワーのアンテナのてっぺんに移動します。
左のパネルの東京タワーとDuckの左にある、展開用の矢印ボタンを押します。 すると、現在シーンに読み込まれているデータのリストが表示されます。 この画面で、DUCKを選択します。
選択すると、3D Datasetの原点に座標軸が表示されます。 座標軸に近づいてみましょう。
このまま軸をドラッグすることで、3D Datasetを移動させることもできますが、 Duckが見えないですし、東京タワーの高さはわかっていますので、正確な数字で移動させる方が良さそうです。
位置とスケールの変更¶
右のUIパネルに選択しているDUCKの情報が表示されていますので、 Altitudeに、東京タワーのタワー頂点の海抜(m)である
351
Scaleに
20
以下のように東京タワーの頂点にDuckが表示されます。
環境設定¶
リアルな雰囲気を出すために、環境光を有効にしてみましょう。 Duckが選択状態ですと、設定ができませんので、もし、まだDuckが選択状態であれば、画面の任意の位置をクリックして選択を解除してください。
右側のUIパネルの Environment Settingsの
- Atmosphere
- Sun
を有効にします。
空と太陽の光を再現することができました。 太陽の角度を適当に入力することができます。
建物データの追加(応用)¶
少し眺めていると、東京タワー以外のデータがないので、寂しい気がしてきます。 このようなときはDataset Catalogに適当なデータがあれば活用するのが有益です。
すでに学習済みのDataset Catalog Dadhboardに移動して、 B3dデータから
PLATEAU 東京23区建物データ 2次タイル番号 533936
を探して、Building Datasetとして追加してください。
追加したら、もう一度
東京タワーとDuck
を選択して、シーン編集画面に戻ってください。 東京タワーとDuckの右のプラスボタンを押してDatasetをクリックして Add Scene Entity ダイアログを表示し、 Data TypeにBuildingを選択すると、先ほどカタログから読み込んだ DatasetにPLATEAUの533936が表示されていますので、読み込みます。
以下のように、点群データ、都市データと3D Datasetを使ったシーンが完成しました。
最後に必ず、シーン名の右側にある保存ボタンを押して、シーンを保存してください。
なおシーンは自動的には保存されないため、こまめな保存を推奨します。